安達といえば、90年代には天才子役として名を馳せ、『家なき子』(日本テレビ系)は続編や映画化もなされるなど社会現象となった。そこで安達の兄も注目を浴びる形となった。
「もともとは安達に同じく子役タレントとして地道に活動をしていましたが、妹が注目を浴びたことで、顔も似ている『安達祐実の兄』が注目を浴びました。ただ、その後は目立った活躍はなく、高校卒業の18歳をきっかけとして芸能界を引退したと伝えられています。今回の舞台も、あくまでもアマチュアの劇団公演に出演という形が取られていますね」(芸能ライター)
当時は安達ばかりではなく、有名タレントの兄弟や姉妹がそのままデビューすることが多かった。ほかには誰がいるだろうか。
「有名なところでは、久本雅美の妹である久本朋子がいますね。ルックスもテンションも姉にそっくりであり、バラエティ番組などに多く出演し姉妹共演も実現しています。『姉より美人』も鉄板ネタのひとつでした。現在もタレント活動は継続中で、2009年には歌手デビューも果たしています。さらに、90年代に『高校教師』『人間・失格』『未成年』(TBS系)をはじめとする野島伸司脚本作品の常連女優だった桜井幸子の妹、桜井貴子は『家なき子劇場版』で女優デビューを果たしますが、1作のみで引退したと言われています。桜井幸子も現在は芸能界を引退しています」(前出・同)
有名タレントの兄弟や姉妹であったとしても、誰しもが活躍できるわけではない。結局のところは本人のビジョンと才能にかかっているのだろう。