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競輪人国記 和歌山(3)

 島田優(12期)は普段はのんびりした性格だが、レースになると鬼になるマーク屋だった。それでも引退するまでに400勝をあげている。

 島田ほどではなかったが、東健五(期前)もしぶとい追い込みだった。番手をとれば必ず流れ込むタイプ。差し脚もあってプロ生活で通算552勝をあげている。
 登録番号10000番ジャストの金谷和貞(45期)は先行まくりで活躍した。1000メートルの好タイムを持つ金谷は近畿の先行で通算301勝をあげた。マーク屋で売ったのは東内典之(48期)だ。特別競輪にも出たが、結構強引で落車失格も多かった。この人が頭にくると高配当になった。

 和歌山にはじっくりと上位に上がってきた努力型が多い。時間をかけて練習し、少しずつ位置を上げて、それとともに追い込み脚を鍛えていくタイプが多いからだろう。池田智毅(68期)や三橋政弘(69期)西岡正一(84期)らがそれに該当する。みんな30代を過ぎてから、ファンに注目されてくる。
 人気薄でメンバー如何にかかわらず狙ってみたいのは東口善朋(85期)四元隆裕(79期)の二人だ。33バンクならツッパリ気味に前にいて、カマシを食っても中団からまくる脚で格上を食う地力を見せる。
 この二人は単騎の並びの時に狙うと高配当がとれる、なかなかトリッキーなレースをする選手だ。
 若手は中野彰人と椎木尾拓哉の93期生の成長が楽しみだ。池田智毅グループでもまれて強くなっていくと期待される。

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