国立感染症研究所は11月13日、今年に入ってからの梅毒患者報告数が11月4日時点で5811人となり、昨年の速報値(5770人)を上回ったと発表した。これは発生動向調査が始まった1999年以降で最多となる見込みだという。
男性患者は20〜40代と幅広い年代にわたっているが、女性患者は20代前半が圧倒的に多く、ネット上では若い女性の“ビッチ化”が加速していると批判の声を上げる者もいる。
《リスクがあるのにヤりたいって、どんだけ性欲強いんだろ》
《風俗だけじゃここまで広がらないよね。パパ活の影響でしょ》
《訪日外国人とヤリまくっているのが原因だろ。ビッチ過ぎだって!》
《外国人の風俗はやめてほしい。一気に広まる》
などなど、手厳しい意見が満載だ。
「感染経路はさまざまですが、若い女性が中高年男性と関係を持ったり、外国人観光客から風俗嬢が感染するケースがかなり多いといいます」(風俗ライター)
梅毒はHIVなど他の性病と比べて感染力が非常に強く、1回の性行為で感染する可能性は15〜30%もあるという。また、お互いの口を使ったオーラルな愛撫でも感染する。
「セックスするときはゴムを付けるのは当たり前ですが、不特定多数の人と関係を持つことは控えるべきですね」(同・ライター)
都内に住む女子大学生のSさん(19)は、マッチングアプリで出会った男性から梅毒をうつされたという。
「パパ活相手の男性から梅毒に感染してしまいました。その男性は40代の会社経営者だったのですが、見た目も若々しく、パパ活アプリに登録したところ、何十人もの女性からメールが来たそうです。おそらく私以外にも何人もの女性と関係を持っているでしょうね。少しばかりの“お手当”をもらっても、病気にかかってしまっては何の得もありませんでした。もうこりごりです」
梅毒の報告件数が11年以降、男女ともに急増していることから、訪日外国人旅行者の増加が起因しているのは間違いなさそうだ。
「かつては言葉の問題などから“外国人お断り”の風俗店がほとんどだったのですが、最近では外国人向けのサイトを作って積極的に観光客を呼び込む店も多いです。特に中国からの観光客は風俗目当てで来日する人が多いですね。最近の若い日本人男性はお金のかかる風俗遊びはほとんどしませんから、今後もさらに増加する外国人観光客に門戸を開くのは当然でしょう」(前出の風俗ライター)
今も昔も、知らない相手とのセックスは十分に注意することが必要だ。