中日・落合博満監督とはWBCの選手派遣を巡り、場外バトルを展開した。この日の試合前、メンバー表交換の際も会釈する程度。依然として“冷戦状態”は続いてる。
試合は2試合連続で小笠原道大&李承●(●は火へんに華)のアベック弾など強力打線を爆発させ巨人が10-4で圧勝。貯金も2ケタに乗せ、ペナントの主導権を握りつつある。だが「今日はいい形で勝てたというだけ」と指揮官は一切の気の緩みを見せない。
原監督は情報管理に鉄のカーテンを敷く。きょう9日に戦列復帰する守護神のマーク・クルーンの復帰時期について「まあ、ちょっと察してください」と明言を避けほか、最近結果を残している松本哲也の2番定着についても「まあ明日、見ておいてください」。スタメンを組み替える“奇襲”に出るかのような含みを持たせた。
中日には2004年を最後に1度も勝ち越すことができていない。今季は5勝2敗と白星が先行しているが、この先どうなるかはわからない。情報を錯綜させ、相手をけん制することで一気に叩こうというのが狙いだ。
今年こそ落合・中日に勝ち越すため、原監督は躍起になっている。