文枝といえば、昨年末、一部で56歳の日舞の先生をつとめる女性との不倫疑惑を報じられた。さらに、今年の夏にオープンする新演芸場を公募で命名する予定だったにもかかわらず、その女性を命名者にした“やらせ疑惑”が報じられていた。
「文枝師匠は形式的に謝罪したものの、全く仕事に影響はなく、関西のマスコミは報道をほぼほぼスルー。文枝が会長を務める落語協会内からも、なかなか批判の声が上がることはなかった」(芸能記者)
とはいえ、フジテレビは視聴者感情に配慮してか、文枝が発言するシーンはほとんどなかった。ネット上では「不自然なほどに桂文枝が映らない」などと心配する声が上がった。
心配されるならまだしも、怒りをあらわにする視聴者もいた。「どのツラ下げてテレビに出てんだ」、「桂文枝は審査員もうやめたほうがええわ」、「R-1の何がびっくりって、審査員に桂文枝がいたこと」などと、ネットを通して批判が殺到した。
決勝では盲目のお笑い芸人・濱田祐太郎が初優勝。文枝はブロック戦、決勝戦ともに濱田に満票となる3票を投じたが、「不倫がなかったら3票も入れてないやろ」、「好感度のため(の3票)だろ」などと、辛らつな声を浴びてしまったのだ。
「文枝クラスになったら、自ら審査委員長を辞退しても誰も文句は言わなかったはず。テレビに出たらバッシングを浴びるのは予測できたことだった。そもそも、このタイミングなのに文枝をブッキングしたフジがあまりにも無策だった」(テレビ局関係者)
今回の件を受け、今後、レギュラー番組以外の文枝へのオファーは減りそうだ。