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ワカメを食べても禿は禿!禿になる主な原因はミネラル不足ではない

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提供:週刊実話

 男であれば誰もが恐れるのが“ハゲ”である。多くの男性は加齢とともに頭髪が薄くなるが、人々はそれを避けるべく高価な育毛剤や薬用シャンプーなどを用いて、日々せっせと運命に抗うべく努力を続けている。

 そんな運命への抵抗者たちに人気の民間療法が、「海藻類を食べる」というものだ。ノリやワカメ、コンブを食べれば、発毛や育毛に効果があると信じている人は多く、実際、薄毛を気にする男性の中には海藻類を積極的に食べるようにしている方も少なくないはず。読者の中にも実践している人がいるのではないだろうか。そんな読者にはショックなお知らせになるが、実は海藻類に発毛や育毛などの効果があるという説は根拠に乏しいのである。

 確かに、ワカメなどに豊富に含まれるミネラルは頭髪の成分でもあるが、食品から髪に行きわたる量はわずかに過ぎない。海藻類が発毛や育毛に直接的に作用するといった、科学的な裏付けは存在しないのが現状だ。それよりも海藻に拘らずバランスの良い食生活を心掛けた方が、結果的に体にも良く、頭髪の状態を健康的に保つことができる。

 そもそも薄毛というのは、多くの場合、栄養不足が大きな原因ではない。男性ホルモンのテストステロンと毛乳頭内の還元酵素が結びつき、毛を作るための細胞分裂を減少させるDHT(ジヒドロテストステロン)が発生することによって進行するものだ。対策としてはDHTの発生を抑制する薬を医師に処方してもらって、服用するのが効果的。要は薄毛治療(AGA)を受けるしかないのだ。

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