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27日が地方競馬所属としてラストラン 内田博幸騎手の素顔に秋田記者が迫る

 とうとうこの日がきた。JRAのジョッキーとして再出発する内田博幸騎手は27日、川崎競馬場で地方競馬所属としてラストランを迎える。
 記者が南関担当になって最初のコラムに登場いただいたのが内田博騎手。異動前、かなりの赤っ恥もので石崎隆騎手も的場文騎手も知らなかったが、唯一、内田博騎手だけは知っていた。競馬ファンの友人から「ウチパクは追える」と聞いて…。
 その通り、追って追って勝ちまくって一人別次元の強さだ。どうして追える?少しでもこのナゾを解くヒントにと最後にかこつけて以前から南関一の上腕二頭筋の持ち主と目をつけていた内田博騎手の腕を計測した。完全に自分の興味の赴くままなのだが、お許しを。結果は二の腕回り33cm。ちなみに、ほぼ同じ体形の記者の、やや振袖気味の二の腕は25cm。
 盛り上がった筋肉は昔、体操選手だったことを差し引いても、「下積み時代に誰よりも攻め馬に乗っていた自負はあるかな」という努力のたま物。佐々木竹見さんが「本当に熱心で努力家」と感心していたが、レース後、検量室でパトロールビデオを最後まで食い入るように見ている姿をよく見かけた。レース後に水泳に行って鍛えてたなんて話も聞いた。

 先週の金盃の後、当日、指を骨折したのに痛みをこらえて騎乗し、イナリコンコルドで制した2000年の金盃を思い出していた。「握れる状態じゃないけど、どうしても勝ちたかった。レースではしっかり手綱を握ったよ」
 柔和なイメージとは裏腹にレースでは誰よりエゴイスト…といったら怒られるかもしれないが、1年間の取材でこの人の負けず嫌いは南関ジョッキーナンバーワンだと確信している。
 「JRAでリーディングを獲るのが夢。夢は現実にするもの」
 すべての夢をつかまんとするその手と握手を交わして、門出に立ち会える喜びをかみしめようと思う。

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