店は看板がなく半地下、ちょいわかりづらいかも。店内は手前に6人テーブルが1卓、左手に2人席のテーブルが2卓縦に並び、右手にカウンター4席となっている。
メニューは「チキン」、「ポーク」、「チーズ&エッグ」各950円で、いずれもトマトorホウレン草をチョイスする。「ビンディーキーマ」950円はオクラと挽肉のカレーだ。4種類だね。一番人気はポークだけど、開店10分で売り切れる。
この日は「チキンカレー」にトマト、半熟玉子をトッピング1050円だね。
茶褐色に佇むなんともワイルドな絵姿に食欲がそそられる。見た目を裏切らない荒々しい深い旨味、また様々なスパイスが口の中で弾け飛ぶ。
「超ウメ〜!」
どこか千駄ヶ谷の「ヘンドリックス」や新橋の「ザ・カリ」、御茶ノ水の「エチオピア」をさらに野放しにした感じ。クミン、コリアンダーの香りが快調を奏でる。
鶏肉はひょっとしてスパイスヨーグルトでマリネしたあとローストしているのか? 所々に焦げ目があるけどこれがいい。トマトはざく切りにされたものが入っていて、合間に感じるその酸味も心地よい。半熟玉子を崩していただくのも、それはそれで美味しいけど、この極めてワイルドなスパイス感を損なってしまうので、なくてもいいような気がする。
あえて注文をつけるなら、ジャポニカ米のターメリックライス、さらりと炊けていたらもっともっと美味しくなるはず。いずれにしてもこの界隈ナンバーワンのスパイス系のカレーといってもいいね。病みつきにさせられる美味しさだよ。
〈店舗データ〉
【住所】東京都渋谷区神宮前2-20-10小松ビル半地下 電話03-3746-9914
【営業】月〜金11時30分〜16時 18時〜20時 土11時30分〜16時
【休日】日・祝
【アクセス】JR総武線「千駄ヶ谷駅」、地下鉄大江戸線「国立競技場駅」、副都心線「北参道駅」、JR山手線「原宿駅」から徒歩10分