こう話すのは、元AV女優で現在は精力料理研究家の竹下ななさんだ。
死ぬまで現役でいたい中高年男性のための“下半身のツボ”では「食事」も外せないテーマ。
そこで今回は、竹下さんが研究してきた“絶倫料理”を紹介しよう。
まず、「肉」を食うことの大切さについて。
「男性の精力は男性ホルモンことテストステロンの分泌が大きな影響を与えます。当然、分泌が盛んな方ほど精力も強い。これは筋力をつけることで盛んになります。逆に運動不足、そして“タンパク質”不足も男性ホルモンの分泌を低下させるのです」
ここで重要なのはタンパク質だ。
「ちなみに、成人男性の場合、一日に必要なタンパク質は、自分の体重が60キロなら、60グラム。80キロの人なら、80グラムを目安とします。しかし、ほとんどの男性がこれだけの量のタンパク質を摂取できていないんです」
しかもタンパク質は一回の食事で20〜30グラムほどしか摂取できない。それ以上摂取すると、余計な脂肪になるだけだ。
むろん、3食ともタンパク質の量を考えた料理を作っていれば問題ないが、朝は軽食であったり、コンビニ弁当が主流の現代人には難しいだろう。
「コンビニ弁当であっても、弁当の裏にタンパク質や脂質が表記されています。タンパク質が20グラム近く入っていて、脂質の低いお弁当にするだけで全然違ってきます。おかずの好みだけではなく、ラベルもじっくり見てから購入する習慣を身に付けましょう」
日々のタンパク質をバランスよく摂取するのが、絶倫への道。そして、夜は自炊ができるなら、こんな料理に挑戦してみよう。
「牛肉・豚肉・鶏肉もいいのですが、週に一度は羊肉も取り入れるといいんです。羊肉(ラム肉)はタンパク質が豊富で低カロリー。そのうえ、微量の性ホルモンも含んでいるんですね」
手軽にできるオススメレシピは「羊肉の肉煮込み」。
「まず、玉ねぎを飴色になるまで炒め、そのあと、ラム肉150〜200グラムを火が通るまで炒めます」
その間に、セロリやパセリをみじん切りにしておこう。玉ねぎと羊肉を炒めたら、ステンレス鍋に移して、適量の水と塩や胡椒などで味付けをして煮込む。
「肉を煮込んでいる時間に、セロリやパセリを5分ほど炒めて、その後、肉と一緒に煮込みます。だいたい20分ほどですね」
これで完成! カロリーも低く、タンパク質は豊富。そのうえ野菜も入っているのだから、栄養も満点なのだ。
「とにかく肉=タンパク質の摂取を日ごろから心がけてください。ただ、肉ばかり食べ過ぎると動脈硬化や心臓病のリスクも高まるので要注意。納豆や豆腐、またマグロの赤身やイカ・タコなどもタンパク質が豊富なので、バランス良く食べてくださいね」
さあ、60代でもAV男優になれるぐらいの精力を作ろう!
竹下なな
精力料理研究家。元AV女優であり、現在はヨガインストラクターとして活躍。大の料理好きでもあり、精力アップのための食材を使った簡単料理を日々、研究している。