昨年、初の連ドラ主演した『夫のカノジョ』がそれまでのドラマ史の記録を塗り替える大コケをした川口。今回の主演映画は汚名返上というだけでなく、これがコケたら女優としての存続すら危ぶまれる戦いだった。「プロモーションでの必死さがうかがえましたよ。共演している福士蒼汰と映画のPRイベントでキスして見せたり、何度も何度も舞台あいさつという形で登場回数を増やしたり。早々に興行収入5億円突破を発表しました、十分なヒットといえる作品。そういった努力の甲斐でしょうね」とは映画関係者。
何とか主演で2作連続大コケというレッテルだけは避けられた形だが、この結果でも、決してテレビ界での評価は上がっていない。あるテレビ局関係者は「申し訳ないが、積極的に起用したというスタッフは多くないのでは。今回の映画の様子を見ると、女性ファンが圧倒的。どちらかといえば、福士くんの人気に支えられたというのがこちらの業界的な見方。いま『金田一少年の事件簿』シリーズので四代目ヒロインをやっていますが、数字的にはジリ貧。もしかすると『持っていない女優』かもと思わざるを得ない。事務所が事務所なので、ごり押しで使わざるを得ないということはあるでしょうが、『出来ればちょっと』という雰囲気はなかなか払拭できないでしょうね」という。
一度、付いたレッテルはなかなかはがせないものだ。