ジャニーズのなかでは比較的、地味なイメージを抱かれがちな4人だが、インテリが多い。小山慶一郎と加藤シゲアキだ。
明治大学卒業という経歴を生かして、現在も夕方のニュース番組『news every.』(日本テレビ系列)でキャスターを務めているのは、小山。シビアな現場から田舎町のグルメまで、体当たりレポートは大人気。コンタクトレンズの上にコンタクトレンズを装着する、マスクを付けたままペットボトルを飲むなど、天然ボケのエピソードも多い。
いっぽう、青山学院大学を卒業しているのは、加藤。愛称・カトシゲ。彼は、ジャニーズの長い歴史で、初の文化人の仲間入りをはたしている。小説家である。
2012年4月に初めて上梓した『ピンクとグレー』は、発売からたちまち12万部を売り上げ。芸能人として悩み、あがき、衝突する様がリアルに描かれ、芸能界の暗部にもメスを入れたことが、好セールスの理由。同年の小説部門で、年間売上第10位に食い込む健闘だった。
今年3月には、第2弾となる『閃光スクランブル』を発表。イケメンで知的センスも抜群のため、当然、芸能人クイズバトル系のバラエティ番組からもお呼びがかかっているカトシゲだ。
小山と加藤。天は二物を“与える”ことを実証する、ふたりである。