MIOは「一度、格闘技から離れることを決意しましたが 応援してくれる方からメッセージをいただき、この舞台で最後、後悔のない格闘技人生にしたいと強く思いました。K-1女子を盛り上げていける存在になりますので、応援お願いします」とあいさつ。7月に半ば一方的にシュートボクシングからの退団を表明したものの、沈黙を守ってきた“RENAの妹分”は、新たな闘いの場を求めてK-1に移ることを明らかにした。
これを受けて、シュートボクシングの森谷吉博統括本部長は自身のSNSを更新し、「契約選手の情報をAbemaやSNSで知るのは驚いたし混乱」と混乱。MIOがまだシュートボクシングの契約選手であることを匂わせている。
今回の騒動に関してK-1側からのコメントはないが、28日にシュートボクシング協会が声明を発表した。同協会は今回の騒動について、スポンサーやファンに陳謝。その上で「シュートボクシング協会とMIOは昨年あらたに書面による専属契約を交わしており、現在契約期間中であるにも関わらず主催者であるK-1関係者はもとより、本人から何ら事前確認も説明もなく件のセレモニーが執り行われた事実は、プロのエンタテインメントの世界に従事する我々としては嘆息を禁じ得ず誠に遺憾であると言わざるを得ません」とMIOとの契約状況を明らかにし、“寝耳に水”の出来事に怒りをあらわにした。
ただ「なるべく選手の意思を尊重し格闘技界のイメージを損なうことなく無益な軋轢を避けた話し合いが出来ればと思う所存です」ともしている。顧問弁護士を通じてK-1サイドと、円満な形で決着する意向も示している。今回の行動を遺憾に思っているものの、MIOの意思を尊重し、契約問題を解決する方針でいるようだ。K-1サイドからも声明が出されるのかは分からないが、MIOはまだまだ伸び代のある選手なだけに、ドロ沼化だけは避けてもらいたい。
(どら増田)