本作は、ロバートのお笑いライブの企画として披露された紙芝居を、絵本として収録。秋山が提示した「少年と魔法のサスペンダー」「バラディアナ将軍のホントに謙虚なGO!サイン」といったタイトルを、わずか1週間で山本が紙芝居にするというものだったという。この企画は3年前から始まり、やがて紙芝居の数は20本に到達。
山本は「もうちょっと多くの人に見てもらいたい」と思っていたところ、文芸社の「えほん大賞」を見つけ、「シャリーと無意味な飛行場」(本作に収録)で応募。"ロバートの山本"としてではなく、"山本博"として個人での応募だったが、「どういった経緯で作られた作品ですか」「色使いが斬新」「作品に魅力を感じた」と評価され、賞などは授与されないものの、出版に至った。しかし実のところ、山本は「小学生以来、絵を書いていない」うえに、使用したペンはすべてマジック。出版社から返事をもらえた理由について「(他の作品がしっかりした作品だったので)ひときわ目立っていたんでしょうね」と自身の作品について自虐的に語り、会場を笑わせた。
秋山は、山本の作画について「あり得ない色使い」「(ピンク色の髪の毛など)見方によってはアートだけど、コイツの場合はただペンがないだけ」とコメント。また、制作時間が短く、絵が緻密ではないことをいじって「(キングコングの)西野(亮廣)と真逆」「絵はくっそヘタ」といって会場を笑わせた。そんな秋山だったが、「実は多才なんですよ。プロボクサーでもあり、絵も描く」「必ずヒロシブームが来るから」と山本の才能を絶賛。
ストーリーを代筆してもらっている可能性ついて聞かれると、山本はキッパリと否定。「内容的にゴーストライターが書いているようなクオリティじゃないですからね」と馬場がツッコミを入れて笑いを起こした。