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キックボクシング 天才中学生キックボクサー藤鬥嘩裟(ふじ・つかさ)がトーナメント制覇に向けて必殺技投入を予告

 9日の「キックボクシングJ-ネットワーク フライ級王座決定ワンデイトーナメント」(後楽園ホール)に出場する“魔裟斗2世”藤鬥嘩裟(ふじ・つかさ)が6日、都内で会見。史上最年少王者に向け、唯一無二の必殺技“4Gキック”の投入を予告した。
 9月16日のディファ有明大会で、ノッパチャイ・ラッタナオンにTKO負けし、プロ6戦目で初黒星を喫した鬥嘩裟だが、「反省し、会長の言うことを聞いて練習しました」と落ち着き払った表情で試合を振り返る。

 加藤重夫会長も「(5連勝で)本人もちょっと天狗になってました」とし、試合の翌日から1日も休まず練習。その結果、下半身はバンタム、フェザー級に負けないまでに鍛え上げられているという。よほど自信があるのか、加藤会長が「日本人だったら前蹴りだけで十分KOできる」とすれば、鬥嘩裟も「会長の言葉を信じてるんで」と呼応した。
 それもそのはず、現在は1日に50Rのミット打ちなどをこなした後、休まず1000本の前蹴りを平然とこなしている。「威力は200kg近くあるかな。今いる(フライ級の)日本の選手に200kgはいないよ」(加藤会長)。鬥嘩娑は体重53kgの体から4倍の破壊力を秘めた前蹴りを放つまでに成長した。
 驚異の“4Gキック”を身につけた鬥嘩裟が王者獲りを目指す。

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