もともと、吉本側は宮迫の契約解除を発表した19日、謝罪会見を用意したにもかかわらず、宮迫がドタキャンしていたことを各メディアに説明していた。ところが、一夜明けた20日午前、宮迫は自身のツイッターで午後3時から都内で会見を行うことを告知していた。
「各メディアにファクスが送られたが、送信していたのは吉本ではなかった。会見場も宮迫と田村が借りた都内の場所。仕切れる人間がいなかったため、会見前にはメディアが殺到しパニック状態に。2人は事実関係をそのまま伝えたかったようで、AbemaTVなどで生中継した」(会見に出席した記者)
各メディアによると、2人は吉本興業から受けた圧力を告発。先月、一部で報じられた直後、吉本に反社会的勢力から金銭受領があったことを明かし、謝罪会見を行うことを申し出たという。
しかし、宮迫によると、岡本昭彦社長が人払いしたうえで「テープ回してないやろな」と確認後、「会見したらええわ。やってもええけど、ほんなら全員クビにするからなと。おれにはお前ら全員クビにする力がある」と発言。そのため、会見を行うことができなかったというのだ。
「大半の芸人の契約書はなく、安月給の芸人を会社も管理できないほど抱え、おまけに社長の圧力が明かされた。今後、テレビ各局の“吉本離れ”が加速するのでは」(テレビ局関係者)
売れっ子の2人の言葉にはかなり説得力があったようだ。
今回宮迫と田村が「会見の案内」を送り、集まったメディアは150人程度。生放送など配信の方法は各メディアの意向に任せるとの記載があり、AbemaTVなどが生中継で放送した。案内の中で会見時間は同日15時から19時30分までとしていたようだが、実際は17時30分頃に会見は終了。注目を集めた多くのメディアが集まった二人の会見だったが、想定より質問は少なかったようだ。
これを受けネットでは吉本への批判、だからと言って二人の罪が消えるわけではないということ、そして二人の素直な言葉に胸を打たれたという声が上がっている。今回の会見に対する対応は検討中だという吉本興業。今後の発表に注目が集まる。