番組では、ニューヨーク・ヤンキース田中将大投手が開幕戦に登板し勝利投手となったこと、菊池雄星投手が2度目の登板をしたことを紹介する。その様子を見た張本氏は、
「田中は良かったですね、勝ちましたから。裏を返せば、アメリカも良いピッチャーいないんだね。名門ヤンキース開幕ピッチャーっていうのはものすごく名誉があるからね。
おそらく菊池も10勝前後は勝つと思います。相手もヘナチョコバッターばっかりだもん、アメリカの」
とこき下ろす。関口宏は「そう見えますか?山崎さんも」と中日ドラゴンズなどで活躍した山崎武司氏に話を振る。ここは火の粉がかかると思ったのか、同氏は「菊池雄星は二桁行く。先輩の田中は10勝くらいしなければいけない」とコメントし、「ヘナチョコ」発言には乗らなかった。
この日暴走モードの張本氏は、サッカーの話題でも放言。ヴィッセル神戸が世界的選手と知られるビジャ・ポドルスキの活躍で勝利した様子を見ると、不機嫌そうに、
「個人プレーはどうでもいいから。チームの勝ち負けやってくださいよ。外国人が頑張っても、私あまり興味がないから」
とバッサリ。関口が「神戸の3人は凄い」と称賛すると、「それだけ給料もらってるからね。あまり興味ないから」と吐き捨て、「次行ってくださいよ」とJ1リーグの順位確認をするように促した。
張本氏の外国人選手差別とも取れる発言に、ネット民は「ヘイトスピーチだ」「選手へのリスペクトがない」「あまりにも不用意すぎる」など、批判の声が噴出。張本氏を擁護することが多い層からも「この発言はいただけない」「差別は良くない」との声が出た。
かつて張本氏とともに「週刊御意見番」コーナーに出演していた故・大沢啓二氏は国籍問わず、「良いものは良い」「悪いものは悪い」という評論を行い、人気を博してきた。「張本氏とゲスト」という体制になってからは、同氏が何かとメジャーリーグや外国人選手について、「ヘナチョコ」など蔑視するような発言をすることが多くなっている。
あの世で大沢氏が張本氏に「喝」を叫んでいるかもしれない。