この日の休憩明けには、25日の後楽園ホール大会で開幕する「火祭り」追加参戦選手が発表され、初参戦が決まった曙がリングで「ゲスト参加じゃなくて優勝するのは俺だ」とアピールした。
この大胆不敵な優勝宣言に、火がついたのが大谷晋二郎。試合後には「好き勝手暴れようとしてんじゃねー曙。火祭り実行委員は俺と曙を同じブロックにしろ」と食って掛かった。
曙の火祭り初参戦決定の一方、この日の大会では火祭りディフェンディング王者が復活のノロシをあげた。
世界ヘビー級選手権試合では勢いに乗る王者・崔領二に挑戦した田中が、20分を超える激闘に必殺スライディングDで終止符を打ち、昨年10月以来およそ8カ月ぶりに王座を奪還した。田中は「怪物がくるかもしれないし、でも絶対に俺が優勝する。そして必ず4連覇してみせる」と前人未到の4連覇を宣言。夏本番に向け弾丸戦士が完全に息を吹き返した。