歓声と怒号が吹き荒れる因縁のケンカマッチで大毅に審判は下った。大差の判定負け。結果的には完敗の内容だった。
実力不足を露呈した大毅。ボクシング関係者は「もともとお父さんの史郎さんは3兄弟の中でも、ボクシングの才能では次男の大毅が一番劣っていることを見抜いていたみたい」と語る。かつて大毅自身も「3人の中で一番期待が薄かったと思うわ」と素直に認めている。
さらに前出の関係者は続けて「世界戦までやらせて知名度を上げることで、なんとか芸能界の道を進ませてあげたいらしい」、試合後のリング上でのピアノの弾き語りや、絵を描かせていたのも芸能界入りへの“予行演習”だったというのだ。
確かにボクシング界からの転身は元世界王者のガッツ石松をはじめ枚挙にいとまがない。それでは大毅のタレント性とは一体どれほどのものなのか。
芸能関係者は「新庄(剛志)にしろ、鳴り物入りで転身しけど、パッとしない。本業を辞めたらやはり難しい」と現実は厳しいようだ。「亀田家のブーム自体が疑惑の判定以来、去ってしまった」と人気そのものにも陰りが見えるという。
また、別のタレント事務所関係者も「亀田は兄弟としてのパッケージ感がウリ。亀田の名字だけを聞いて連想するのはやはり長男の興毅。そこが一番つらい」と指摘している。
しかし、亀田家を全面バックアップするTBSには、大毅にうってつけのポストがある。それは新シリーズが始まった金八先生の不良役だ。
前出の関係者は「それならハマり役で面白いかも。どっちにしても芸能界で活躍するならヒールでいくしかない。不良キャラを定着させて『なんや、なんや』みたいな感じで二代目沢尻エリカを襲名できるかもね」と先日、兄の興毅が批判したエリカ様の後継者になれるとまで説いた。
試合を放映したTBS関係者は「今後もバックアップしていきます」と亀田家の全面的な応援を約束。“国民的ヒール”ぶりを遺憾なく発揮できれば、タレントとしての可能性の方が少し上かもしれないが、果たして大毅の決断は…。