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早くも来オフのカブス・福留争奪戦勃発

 来季で4年契約が切れるカブスの福留孝介(33)を巡り、早くも楽天vs古巣・中日で争奪戦が起ころうとしている。1日に岐阜で行われた福留のチャリティーゴルフコンペで、思わぬところからストーブリーグの煙が立った。

 中日時代から福留が傾倒している楽天・山崎武がコンペの表彰式でドッキリ発言。「(楽天の)星野監督から来年ダメならクビだけど、(来オフに)孝介を連れてきたらクビにしないと言われているんです。孝介にかかっています」。座を盛り上げる単なる冗談話かと思ったらそうではない。山崎は後でこう語っているからだ。
 「星野監督はまんざらでもなさそうだけど、オレは10年くらいやってほしい。アメリカで(選手生命を)全うして欲しい」と。来オフの星野監督の福留獲りが本気であることを認めている。

 福留自身は、古巣・中日に対する愛着を口にしている。自主トレもナゴヤ球場で行うとし、こう明言する。
 「その時(来シーズン終了後にカブスとの契約切れ)になってみないとわからないが、帰ってきて欲しいと思われる選手でいたい。中日への愛着? ありますよ」
 実際にシーズン中もネットで中日の最新情報をチェックしているという。「社会人(日本生命)の後輩の大島も楽しみだよ」と、ルーキーとして活躍した後輩・大島の働きもしっかりと知っている。
 が、来オフに中日に復帰するかどうかは、メジャーでの成績はもちろんだが、中日の監督人事も関わってくるだろう。福留のメジャー行きに冷淡な態度を取った落合監督との関係は決して良好ではないからだ。今季4年ぶりのリーグ優勝を達成した落合監督は来季まで契約が残っている。球団史上初の連覇を達成したりすれば、さらに契約延長は間違いないだろう。

 逆に惨敗を喫したら、落合監督の立場は微妙になってくるだろう。11月末の中日OB会でも大半が敵対関係にあるOBたちに対し、挑発発言をしている。
 「どうかあの監督じゃダメなんだ。何回やってもダメなんだと言ってください。それが私のエネルギーになりますから」と。来季惨敗すれば、OBたちから落合降ろしの火の手が上がる。
 「短命と言われていた落合政権が今も続いているのは、白井オーナーが全面擁護しているからだが、80歳過ぎた白井オーナーもいつまでもオーナー職にしがみついていられないだろう」と、OBたちは手ぐすねを引いて待ちかまえている。

 しかも当初は後任難だったが、今は中日ファンも監督就任を熱望する生え抜きの切り札、ミスター・ドラゴンズの立浪和義氏がいる。ファン、OBたちが待望する立浪新監督が誕生すれば、福留の中日復帰の機運は一気に高まるだろう。立浪氏は福留にとっても、PL学園の先輩であり、立浪新監督、福留復帰となれば、中日ファンは熱狂する。今季優勝しても観客動員が減っている中日球団、さらに親会社の中日新聞にとっても最高のPLコンビ誕生になる。
 その立浪氏、福留にとって恩師に当たる元中日監督の楽天・星野監督も黙っていない。星野楽天vs立浪中日の福留争奪戦となれば、盛り上がりは最高潮に達するだろう。

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