「日本戦は軒並み視聴率20〜40%と、ものすごい結果を出しました。日本中が興味津々の今、選手をテレビに出せば、とにかく視聴者を釘付けにできるんです」(テレビ事情通)
すでにNHKが大晦日の紅白歌合戦のゲスト審査員でオファーしているという。
「主将のリーチマイケルをはじめ、姫野和樹、田村優らが濃厚です。ラグビーの場合は“ONE TEAM”という考えから、1人だけにお願いするより、数人のチーム単位で出演を依頼しています」(NHK関係者)
日本テレビやテレビ朝日、TBSも負けてはいない。
「日テレは『恒例!元日はTOKIO×嵐』、『笑点SP』、『さんま御殿SP』。テレ朝は『ドクターX』へのゲスト出演や『芸能人格付けチェックSP』。TBSは『オールスター感謝際』、『筋肉番付』。フジテレビは『ワイドナショー年末SP』、『VS嵐正月SP』でのラインナップが内定しています」(芸能プロ関係者)
ここで気になるのは、ラグビー選手らに対する出演料。
「他のスポーツ選手らと比較すると少々高めです」
と証言するのは大手広告代理店幹部の1人。もっとも、彼らのギャラが高い理由は別にあるという。
「現在、日本のラグビー選手の中でも1億円プレーヤーは1人だけ。現状の日本人選手の大半がプロではなく、一般企業で働く社員選手なんです。今回、W杯に出場したからといって所属企業から莫大なボーナスが出るわけではありません。だから、年俸は他のサラリーマンと大して変わらないんです」(事情通)
今回のテレビ出演オファーは、まさに一生に一度、あるかないかのゴールドラッシュの出現なのだという。
「これまで一切、日の目を見なかったわけです。テレビ局に多少高いギャラを要求してもバチは当たらない」(テレビ関係者)
気になるギャラの内訳だが…。
「NHKはグロスで100〜300万円。民放局は軒並み100万円〜という額が提示されているといいます」(同)
もっとも、選手らの多くは、ギャラを贅沢するために使うわけではないという。
「生活費が半分以上。あとは遠征費とケガの治療代で消えます」(スポーツ番組プロデューサー)
ラグビー人気を定着させるためにもプロ化の推進が期待されている。