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土曜中山メーン・ニューイヤーS デキ究極 老雄マヤノグレイシー

 1回中山競馬4日目(土)のメーンは正月恒例のオープン特別「ニューイヤーS」(芝1600m)だ。実力拮抗したメンバーがそろい難解な一戦となったが、本紙・橋本千春は西から殴り込みをかけてきたマヤノグレイシーに◎。遅れてきた大物が混戦に断を下す。
 実績だけなら、ハンデ頭(57kg)のマイネルモルゲンが一歩リードだ。中山でメンバー最多の5勝を挙げているだけでなく、うち3勝がマイル重賞と中身も濃い。
 しかし、肝心の状態に“?”がつく。陣営も「使い詰めできた疲れが取れず、好調時のデキにはない」(堀井師)と泣きが入っている。これが煙幕でないことは、最近の成績が如実に物語っている。実績から無印にする勇気はないが、△の評価が妥当だろう。空耳だろうか?いらない馬に、こんなに行数をさくな、とお叱りの声が聞こえてきたので本題に入りたい。
 本命には、わたしと同じ熟年(8歳)のマヤノグレイシーを抜てきした。8歳といっても、<6324>とキャリアは4歳馬並み。無理使いされていないから、心身とも元気はつらつ。オロナミンC(栄養剤)も必要ない。長期休養明けの清水Sは、まさに真骨頂だ。直線最内から電光石火の差し脚で0秒3差突き抜ける快勝劇を飾っている。芝1600m1分33秒7と勝ちタイムも優秀だった。
 続く中日新聞杯は1番人気に推されたほど素質は高い。結果は悪夢の13着に終わったが、敗因は歴然。勝負どころの3コーナーでラチに接触する致命的な不利を受けたのだ。幸い大事には至らず、先週の京都金杯(除外)を使えたほど。
 それを証明するように、今週の追い切りで“究極のデキ”をアピールしている。あらためて、“競馬は格より調子”。この格言に思い至る。この言葉を象徴して余りあったのが、先週の中山金杯。前走で1000万特別を勝ったばかりの格下馬シャドウゲイトがなんと、7馬身差をつける逃げ切り勝ちで周囲の度肝を抜いた。その余韻が覚めやらない。このニューイヤーSは、晩生(おくて)の血が開花したマヤノグレイシーが、ベストパフォーマンスを披露する。わたしはここまで能書きを書いてきて、自信が確信に変わった。
 状態もさることながら、据え置きのハンデ55kgも強調材料だし、どの角度から見ても“死角”が見当たらないのだ。差し切りが決まる。相手はキングストレイルとメテオバースト。2頭とも休み明けだが、仕上がりは良く好勝負だ。

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