鶴田と言えば、“いいとこの子”というのは有名な話。両親は美大卒、鶴田自身もお嬢様学校と名高い成城学園に通っていた。
しかし、素の姿はそこからはイメージがつかないほどワイルドなようで、どんな場所でも世界中を一人で旅してしまうという勇敢さを持つ。26日公開の映画『海を駆ける』では、インドネシアでロケをしていたそうだが、1週間スケジュールに空きが出た際は、マネージャーを置いて一人で秘境に赴き、周りを驚かせたようだ。これまで鶴田は、旅番組やドキュメンタリー番組に出演することは多かったが、プライベートでも「人があまり行かないような場所」に行くのが大好きで、バヌアツやスーダンなど、これまでに約50か国を訪問していると言う。
しかし、意外にも一人旅好きの女優は多い。例えば、中谷美紀は20代の頃から休みの度にフランスに滞在し、かなりフランス語は理解できるよう。今でもインドなどに、自分でチケットを取って行くようで、「トラブルを乗り越えるから強くなる」と話している。
菅野美穂は1年で33か国の旅行経験があり、独身時代はヨーロッパに2泊というようなタイトな日程でも、休みがあれば出かけていたそうだ。若手では、二階堂ふみが、ロシアやキューバなどのあらゆる国に出向き、自身の表現力を磨いているという。二階堂は一人旅に出る理由を、女優だけのイメージに囚われたくないからだと言い、「こういう道があるんだというアイコンになりたい」と以前、雑誌のインタビューで答えている。
「日本とは違い、外国だとほとんどの人が彼女たちのことを知らない。それが心地いいのでしょう。みなさん薄汚れたホステルのような場所に泊まることもあるようですが、『全く動じていなかった』と、たまたまそこで一緒になった日本人の目撃談もあるほど、旅慣れているようです」(芸能関係者)
仕事ではリッチな旅が多いからこそ、低価格なホテルが新鮮に映るのかもしれない。