NHKが差し替え放送作として発表したのは、16日分が『インディ・ジョーンズ魔宮の伝説』、23日分が『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』。しかし、『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』といえば、93年に、ヘロインとコカインの過剰摂取で死亡したリバー・フェニックスが主人公の少年時代役で出演していることもあり、ネットからは「ピエール瀧がダメでリバー・フェニックスがOKな理由って何…?」「コカインやってたピエール瀧の作品を避けるために、コカインの常習だのリバー・フェニックスが出てる作品流すってシュール過ぎ」「犯罪に対する放送局の矜持でなく、単なる保身目的の自主規制って露呈している」という声が殺到。戸惑うネットユーザーが続出している。
「ピエール瀧容疑者の出演ドラマの放送が中止になったり、映画が撮り直しになったりなっている中、映画『麻雀放浪記2020』は4月5日に予定通り公開されることが14日に判明。重要な役どころであることからカットもできず、公開が迫っていることから再撮影もできないからという理由でしたが、この英断にネットからは、『有料コンテンツは客が自分で見る見ないを決めるからそれでいいと思う』『文句言うひとは見なきゃいいだけ』『被害者がいるケースは別だけど、今回は被害者いないし、作品に罪はないと思う』という声が多く寄せられています」(芸能ライター)
もともと、犯罪を行った俳優の出演作が放送自粛になる風潮について疑問の声も多々寄せられていたために、今回の『インディ・ジョーンズ最後の聖戦』への差し替えと、『麻雀放浪記2020』の公開で、真逆の反応が集まってしまった模様。多くの作品に出演していたピエール瀧容疑者なだけに、今後も波紋を広げそうだ。