この日の番組の討論テーマは「日本の安全保障について」。「これ以上『F35』(戦闘機)を購入・配備する必要はあるか?」という問いに、田嶋は「必要ない」として徹底した持論を展開した。前出の発言が飛び出したのは、その流れで辛坊に「日本中の警察官が持っているピストルは無駄ですか?」と問われた際のこと。田嶋は一瞬言葉に詰まった後、「あら、そういうふうに来るわけ? 犯人に取られて撃たれたりして。バーカ」とつなげた。
「まぁ、田嶋先生は“そういうキャラ”ですからね(苦笑)。フェミニストの第一人者として知られていますが、女性擁護が行き過ぎて逆に男性蔑視になりかけることもしばしば。でもそんな過激な論調は、特に討論系の番組ではスパイスとしてありがたい面もあるんです」(番組制作関係者)
実際、前出の田嶋の発言は番組内で笑いを呼んでいる。勝手知ったる辛坊も、おそらく予想していた通りの回答にご機嫌の笑顔だ。しかし視聴者らの中には、「自分の役割を踏まえて発言しているのだろう」とは思いながら、なお不快に感じるという人も少なくないようだ。
また、討論テーマが「米軍基地の是非」へ及んだ際には「戦争が生理的に嫌なんです。何で武力で解決しようとしてるの」という発言もした田嶋。「戦うためではなく、戦わないために抑止力を高めている」とした元防衛大臣の反論に耳を傾けるそぶりさえないその態度に、ネット上では不快を通り越して「呆れ」に達したような声が上がっている。
《生理的って何だよ、倫理的に嫌がれよ》
《バラエティーとはいえヒド過ぎる。他の人とチェンジできんのかね》
《国会議員をすぐ辞めるだけの見識はあったんだがな…》
《戦争が嫌いという人間に限って攻撃的な言動が目立つ不思議》
《いつまでたっても、何言ってんだコイツってことしか言わないな》
《この人の芸風なのは分かるんだけどさぁ…》
ひと昔ふた昔前はこれで盛り上がった「TVショー」。しかし今はもう、“田嶋節”がウケる時代ではなくなっているようだ。