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百田尚樹『日本国紀』が「Yahoo!知恵袋」コピペだとアンチがイチャモン!

 『永遠のゼロ』『海賊と呼ばれた男』などのベストセラー小説を生み出した作家・百田尚樹氏の最新刊「日本国紀」で、またまたネット上で新たな疑惑が指摘されている。

 同書は発売直後に「Wikipedia」や「NEVERまとめ」からのコピペが指摘されたこと、歴史認識の誤りなどがツイッターで多数指摘され、百田氏が反論するなど論争が沸き起こっていた。その後重版で修正が行われたが、相変わらず炎上が続いている。

 今回新たにコピペ疑惑が指摘されたのは、P148に記載された安土桃山時代に日本へやってきたイエズス会のアレッサンドロ・ヴァリニャーノが1579年に送った報告書の内容。どうやら、「Yahoo!知恵袋」からのコピペだという。

 本の中では、「日本人の好戦性、大軍勢、城郭、狡猾さと、ヨーロッパ各国の軍事費を比較して、日本を征服することは不可能である」と記されているが、Yahoo!知恵袋でも同様の文章が残っている。しかもこの文章は大学教授の高橋裕史氏が書いた『武器・十字架と戦国日本』(洋泉社刊、2012年)を要約されたものらしい。

 こうした疑惑に百田氏はツイッターで
《『日本国紀』に対する病的なアンチは、Wikipediaと似たような文章を見つけて、「コピペだ!」と叫ぶ。もちろんコピペではない!歴史的事実なのだから、記述が似ても当然。しかし私を憎む新聞やジャーナリストたちは、アンチの言葉に乗って「コピペ疑惑の本」と書く。まさにモリカケと同じ手法!》
と反発。確かに百田氏の言う通りで、アンチが騒ごうと「日本国紀」は既にベストセラーになっており、中古本ですら定価の8〜9割程度と、全く値崩れしていない。

 そんな中、1月12日に有田芳生参議院議員は
《コピペ話題本の「7刷」を書店で見ました。売れ行きを店員に聞くと「もうあまり動きはないですね」。でも平積みじゃないですか。「注文しなくても増刷すると、それが新たに届くんです」。そんなシステムがあることを知りました。誤りを訂正するたびに増刷すれば累計部数は増えていくという仕組みです》
とツイッターでいちゃもんをつけだした。これに日本国紀の出版元である幻冬舎の見城徹社長が反応し、
《有田芳生さんが仰られている書店が何と言う書店か実名を知りたいです。まさか、でっち上げではないでしょうし。実際に、そんな馬鹿なことを言う書店は存在しないと思います。ビジネスですからね》
と反論。この件で有田議員は謝罪を求められているらしいが、「事実を書いたことについて謝罪などいたしません」と強情を張っている。

 「有田議員の言っていることが本当だとしたら、中古本は大きく値崩れしているはずです。証拠をしっかり示さない限り、捏造をした上の妄言だと思われても仕方ないでしょう」(大手書店店員)

 百田氏のアンチはなぜここまで突っかかってくるのだろうか。他に生きがいを見つけてほしい。

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