この日、放送された『フルタチさん』は「女性の心解明SP」と題して社会人女性の悩みや怒りなどを紹介。
番組中ではVTRゲストとして狂言プロデューサーの和泉節子も登場。和泉はVTR中で「今のお嬢さんはせっかく綺麗でかわいいのに所作がなっていない!」と今の若者に対し辛口でコメント。この和泉の意見を受けてフルタチさんスタッフはイマドキの若者の代表としてカリスマモデルの藤田に意見を求めることに。
和泉の「今の若者はなっていない!」のコメントを聞いた藤田はスタッフが喋り終わる前に「その言葉が一番ムカつくんですよね!」と一蹴。
藤田いわく「昔の人と今の人の考え方は全然違う」「昔の自分たちが教わったものが当たり前ではない。今の若い人の当たり前もある」と持論を展開。
さらに「私は見た目で判断する大人が多いのも大嫌い!」と語り和泉をはじめとする「若者たたき」へは徹底的に抗戦する構えを見せていた。
この和泉と藤田の合戦にはスタジオの古舘伊知郎をはじめ様々なパネラーが意見をぶつけあったが、ネットでは藤田の言葉に同調する人、反発する人が真っ二つに分かれていたという。
反発側の意見としては「藤田を若者のスタンダードと思わないで欲しい」との声のほか「おバカキャラで売っている藤田が何か言っても誤解を招くだけ」「誤解を招くなら藤田は喋らないで欲しい」と持論はともかくとして藤田が「若者代表」としてテレビに出るのは違和感を感じるという視聴者がたくさんいたという。
かつて「カリスマモデル」として若者の支持を得ていた藤田に何が起こっているのか…。バラエティ番組のキャスティング事情に詳しい人物はこう語る。
「そもそも藤田は11歳の頃に芸能界デビューして以来、人気モデルとして活躍しており3歳まではニュージーランドで生活していた帰国子女のため『今の若者像』とはだいぶギャップがあります。それは藤田ファンの若者も承知しているので『今の若者=藤田ニコル』では怒る若者が多いのも納得です。これは藤田をキャスティングしたスタッフの配置ミスでしょう。もっともここまで反発があるということは藤田の人気に陰りが出てきた可能性が高く若者へのカリスマ性自体が弱くなっているのではないでしょうか」(元テレビディレクター)
流行り廃りが激しいモデルタレント業界……第二、第三の「藤田ニコル」の登場も近いか?
(玉川談洲楼)