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有馬記念(GI、中山芝2500メートル、28日)最終追い切り スクリーンヒーロー 余力十分に併入

 9番人気のジャパンCで波乱の主役を演じたスクリーンヒーロー。有馬記念ではマツリダゴッホ、ダイワスカーレットの2強を脅かす“第3の馬”として脚光を浴びている。

 シンデレラホースといったイメージが強いが、元をたどればGI級の血統馬。曾祖母のモデルスポート(重賞5勝)は最優秀古馬牝馬に2度輝いた名牝で、祖母ダイナアクトレスも重賞を5勝、JCでも3着した女傑。スクリーンヒーローも将来を嘱望された逸材だった。セントライト記念(3着)の後、骨折で1年以上に及ぶ闘病生活を余儀なくされるアクシデントがなければ、もっと早くGI戦線で活躍していたに違いない。
 果報は寝て待て。辛抱強く戦列復帰を待った関係者にスクリーンヒーローが最高の形で報いたことになる。運も実力のうちというが、強運なのは馬だけではない。今年2月に定年退職した矢野進調教師から、スクリーンヒーローを引き継いだ鹿戸雄調教師もその一人。

 鹿戸雄師は「相手は強い馬ばかり。JC優勝馬に恥じないレースをしてくれれば」とあくまで挑戦者の立場を崩さないが、内心は打倒! 2強に闘志をたぎらせているのは間違いない。その証拠に、「仕上がりは申し分ないから、自分の競馬をして結果がついてくれば最高だね」と本音の部分を垣間見せた。
 追い風も吹いている。AR共和国杯→JCを連覇したあり余る勢いは、メンバー屈指といっても過言ではない。そして、師が強調するセンスの良さもアドバンテージ。「競馬が上手で乗り役の意のままに動ける。距離、コースとも問題ない」のは強みだ。偉大な父グラスワンダー(98、99年)との親子制覇のシーンも現実味を帯びてきた。

 【最終追いVTR】調教パートナーの水出騎手を背に、ポリトラックでヘロン(2歳新馬)と併せ馬。5Fで2馬身、3Fで1馬身追走。4角で外から馬体を併せると、相手の動きに合わせ、馬なりのまま併入に持ち込んだ。マイペースの最終調整となったが、バネの利いたリズミカルな動きは目立っており、仕上がりは完ぺきだ。

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