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スプリングS(JpnII、中山芝1800メートル、22日) 藤川京子 サンカルロの末脚が爆発するわよ!

 あす22日(日)は、皐月賞TR(3着までに優先出走権)「第58回スプリングS」(JpnII、芝1800メートル)が中山競馬場で行われる。先週のフィリーズレビューで3連単66万8740円の大花火を打ち上げた女馬券師・藤川京子はサンカルロに熱視線。キャロットクラブの一口馬主である愛馬フィフスペトルを差し置いて◎を打った根拠とは。

 ◎サンカルロが皐月賞に弾みをつけます。
 前走のクロッカスSは中団を追走。直線は馬群の中から素早く抜け出すと、内ラチ沿いをそのまま力強く伸びて突き抜けました。スタートに難があったり、モタれる癖はありましたが、前回はそれを矯正しようと舌を縛っての参戦。その効果もバッチリでしたね。馬自身も一戦ごとに競馬を覚え、だいぶ常識にかかってきた印象を受けました。

 昨秋の東スポ杯2歳Sで0秒2差3着まで詰め寄った実績があるように、もともと期待の高かった馬。しかも、このときの2着ブレイクランアウトは後の朝日杯FS3着馬。若さ丸出しで走っていた当時でさえ、これだけの走りができたのですから、ここで人気になるフィフスペトル(朝日杯FS2着)あたりとの実力はほぼ互角と見て間違いないでしょう。また、距離に不安がないのも強調材料です。
 直前は美浦坂路で併走馬を3馬身追走し、ラスト1F11秒6の伸び脚で1馬身先着。先週ビッシリやっているので最後だけ併せる内容でしたが、フットワークは軽快そのもの。何といっても落ち着きがあるのがいいですね。「乗りやすくなった」と精神面での成長を強調する吉田豊騎手のコメントも見逃せません。
 今回は前で引っ張ってくれる馬もそろっていますし、流れも向きそうなムード。豪快な切れ味を発揮し、本番に王手をかけます。

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