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青山スタジオ物語〜私がキャバ嬢になったワケ〜第七夜

 今回『青山スタジオ』に迎えたのは、大宮『club Lalah』の杉本芹奈嬢(27才)。六本木でのアルバイトに始まり、銀座の超高級店『エルドラード』でプロ意識に目覚めた。

 「そんな売れっ子だったことはないんです。“継続は力なり”と思ってるだけで…」と謙遜するが、キャリア10年の、接客のエキスパートだ。

 オープニングキャストとして迎えられたのは4月。立ち上げスタッフは、六本木時代からの気心の知れた仲間達だった。以来、お店ひとすじ。客入りの少ない夜は心配で眠れない。週1日の公休日も、馴染み客とのゴルフなどで過ごすことが多い。

 「24時間仕事、営業マンみたいな生活ですね。一見、お姉様タイプに見られがちだけど、実は寂しがりや。自分が必要とされている実感が欲しいんです」どこへ移籍しても通ってくれる常連客や、今まで作り上げた人脈は、お金に換えられない財産だ。

 そんな彼女だが、自分の店を持つ気はない。この不況下で経営にあくせくするより、自分の接客ノウハウや心意気を、今の若いコに伝えていきたいという。

 「自分に興味を持ってもらいたいから、相手にも興味を持つ。そうすれば、どんな人でも必ず面白い部分が見えてくるはず。無理して相手に合わせても、後が続きませんから」

 経験に支えられた言葉が、指名が取れずに悩むコ達の支えになっている。

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

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