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キャバ嬢が生まれる瞬間(52)〜フィーリングを求めてキャバ嬢になった女〜

平井洋子(仮名・24歳)

 私は昔から人とフィーリングしてるとはあまり思ったことがない。まあ同性だったら一緒に盛り上がったり、悩みを相談できる親友とは気が合うと感じるけど、異性にはまだそれを感じない。今まで何人かの男と付き合ったことがあるけれど、一緒にいても楽しいと思えなくて半年も経たず別れてばかり。付き合った男とは占いの相性診断もやることにしてるんだけど、100%の人ともまだ出会ってないんだよね。

 だからもっとたくさんの人と出会わなければと思って始めたのがキャバクラという仕事。大学を卒業してしばらくは事務員として働いていたんだけど、毎日顔を合わせる人は同じだし出会いがない。友達に誘われて行く合コンとかも出会う人数はたかがしれてるし、そんな狭い関係性で本当に良い人と結ばれる気がしないんだよね。もう普通に生活してたら、すれ違うことはあっても顔を合わせてお話する機会って少ないからね。大勢の人が日本にいるのだから少しでも出会える場所に行かなきゃもったいない。それにお金ももらえるんだったら最高だよ。だから私はキャバクラ嬢になるしかないと思った。

 今、私が探し求めているのは運命のソウルメイト。探し方は簡単。自分の生年月日を全て1ケタずつ足していき、最後に2ケタと1ケタを足した数がソウルナンバー。その数字が一致する人は魂の繋がりがあるってことらしい。実際、キャバクラを始めてから、このソウルナンバーを全員に聞いていき、ソウルメイトを2人見つけた。でもまだなんであの人がソウルメイトなのか、わかんないかな。とりあえずソウルナンバーが合う人をたくさん見つけてその中から、厳選して運命の人を探す予定。だからまだまだキャバクラ嬢はがんばりますよ。

(取材/構成・篠田エレナ)

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