千原の暴露により、実は元ヤンである、という事実が判明したバカリズム。加えて、ケンドーコバヤシからも「昔、日村さん(バナナマン・日村勇紀)と歩いてた時に、絡んできた5、6人の高校生を黙らせた」という元ヤン的エピソードが飛び出すなど、バカリズムの意外な素顔が明らかとなった。
こうした事実に対し、スタジオの観客は静まり返ったというが、それでも、バカリズムは否定することなく「育った所が血気盛んな場所だったんで、ボクもそういうところがあったというだけ」と発言した。
柔らかな笑顔と小柄な体格からは想像もできない、予想外の一面が明るみになったバカリズム。
だが、実は以前からも、こうした元ヤンエピソードはちょくちょく紹介されていたという。それも、他人によるものではなく、バカリズム本人による紹介だ。
その中のひとつとして有名なのが、「血みどろ喧嘩事件」。バカリズム出演のラジオ「オールナイトニッポンGOLD」(ニッポン放送)で紹介されたエピソードである。
当時高校生だったバカリズムは、予防接種を受けるため、友人と共に病院を訪れた。そこへ他校のヤンキーが割り込んできてしまい、友人とヤンキーの喧嘩が勃発。バカリズムは止めに入るも、相手のヤンキーに殴られ激怒し、すかさずボコボコに。制止する大人たちを振り切りつつ、相手が鼻血を出してダウンするまで殴り倒したという。
バカリズムの攻撃により「血みどろ」になった相手は、地元でも名の知れたヤンキー。そのため、バカリズムはタイマンを張るハメになり、何とも凄まじい乱闘が繰り広げられたそうだ。
従来のファンからすれば、今回の「にけつッ!!」における元ヤン暴露も、「何を今更」といったところだろう。
しかし、ライトなファンや、一般視聴者からは、それなりに引かれてしまったようで、ネット上には「不良自慢して楽しいのかな」「昔悪かった自慢がかっこいいと思った?」「こういうやんちゃ自慢ほんと嫌い」など、元ヤンという側面を見せるバカリズムに対し、否定的な意見が多数寄せられた。
ソフトな雰囲気、そして、インテリな匂いも感じられるバカリズム。
そんなバカリズムが実は元ヤンという意外性、そして、そんな意外性を惜しげもなく披露する様子は、多くの者に嫌悪感を抱かせてしまったのかもしれない。