番手マークから堂々抜け出す横綱相撲で、1馬身半の完勝だ。勝ちタイムは1分36秒7(良)。父は今をときめく新進気鋭のタニノギムレット。母父がSSと血統的な裏付けもあり、前途は洋々としている。
「返し馬ですごくフットワークがいいと感じた。最後は(上がり3F)33秒4より、まだ余力があった」とスケールの大きさを感じさせるコメントだ。今日の勝利はクラシック戦線の“一里塚”といっても過言ではない。
2日(日)の芝1200m戦は先行集団の後ろにつけたイースタンリバー(牡、父コロナドズクエスト、母ティアラミス=美浦・鈴木伸厩舎)が、直線鋭く伸びてクビ、クビの接戦をモノにした。勝ちタイムは1分11秒3(良)。
勝利に導いた田中勝騎手は、「ケイコではテンションが高かったが、今日はパドックから落ち着きがあってレースも冷静に走った。3角すぎに仕掛けたらグッと反応したのでいけると確信した」と笑顔で振り返った。
また、距離については、「マイルまでは持ってほしい」と含みを持たせており、適性の答えが出るのはもう少し先になりそうだ。