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スプリングS(JpnII、中山芝1800メートル、22日) 関東初見参 アンライバルドが差し切りV

 皐月賞TR(3着までに優先出走権)の最終便「第58回スプリングS」(JpnII、芝1800メートル)は、22日の中山メーンで行われ、アンライバルド(牡3歳、栗東・友道厩舎)が1番人気に応えて優勝。2連勝で悲願の初重賞制覇を飾ると同時に、本番へ大きく弾みをつけた。勝ちタイムは1分50秒8(良)だった。

 見事、大任を果たした岩田騎手は「前半は掛かったので『あかん、あかん』と思ったが、向正面で折り合いがついて、いつでも動ける形をつくれました。4角からはものすごい脚。瞬発力勝負で勝たせてもらった」と全身で喜びを爆発させた。

 一方、友道調教師も「新馬戦を勝ったときからタイトルが欲しかった」と感無量の面持ち。その新馬戦で破ったリーチザクラウン、ブエナビスタは、いまや皐月賞、桜花賞の有力候補だ。
 友道師は今日の勝利で、自信が確信に変わった様子。「初の関東遠征で、経験させたかったことをすべてクリアしてくれました。これで2強に肩を並べられそうですね」と胸を張った。
 ダービー馬フサイチコンコルドの半弟が“覚醒”したことで、春の牡馬クラシック路線も役者が出そろった。皐月賞(JpnI、中山芝2000メートル、4月19日)はロジユニヴァース、リーチザクラウンとの3強決戦で幕を開ける。

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