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新日本プロレス 真壁がディフェンディングチャンピオンを破る大金星

 新日本プロレス、年に1度の真夏の祭典「G1クライマックス」に波乱だ。11日、神奈川・横浜文化体育館で公式リーグ戦が行われ、ドヒール軍団GBHのボス、真壁刀義が、前年度覇者の棚橋弘至を破る大金星。優勝候補を粉砕する大番狂わせとなった。

 公式リーグ戦2日目が開催されたこの日、メーンでは暴走キングコングこと真壁が大暴れ。左ヒザの負傷から復帰してきたディフェンディングチャンピオン、棚橋との今大会の初戦に臨んだ。
 開幕戦で井上亘を沈めて勢いに乗る棚橋を“完封”する闘いだった。序盤から場外乱闘に引きずり込み、執ようなイス攻撃で痛めている左ヒザを粉砕。ディフェンディング王者の出ばなをくじく。その後も場外に設置したテーブル目掛けて断崖式のニークラッシャー、ヒザに向けてのキングコングニードロップで圧倒した。
 最後は20分14秒に監獄固めでギブアップを奪う完全勝利。初戦で優勝候補を破り、絶好の白星スタートを切り「棚橋は欠場明けで、棚からボタ餅でも狙ってたのか?」と高笑い。昨年ベスト4で棚橋に敗れたリベンジをきっちり果たし、試合後は美女をはべらせ、リムジンで夜の街に消えていった。
 優勝候補を撃破して好スタートの真壁。暴走キングコングの大番狂わせは、この先どんな影響をもたらすのか。
 また、この日のG1では、4度目の優勝を目指す天山広吉も、GBHの矢野通に失神KOされる波乱。試合後は首を痛めて担架で運ばれた。一方、中邑真輔は必殺のサブミッションがさく裂して開幕2連勝。戦前に本紙記者に試し切りした羽根折り固めで吉江豊を下した。

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