芸能界には夫人の後を追うように亡くなって行く夫婦がほかにもいる。
「俳優の長門裕之さんは、妻で女優の南田洋子さんと結婚していましたが、2004年ごろから南田さんに認知症の症状が出始め、長門さんが介護をしていたようです。晩年には意識混濁で緊急入院したほか、くも膜下出血も発症し2009年10月に76歳で亡くなります。長門さんは最後を看取ることができず、『さよならも言わずに……この世を去りました』と言葉を残しています。夫人の後を追うように長門さんも約2年後の2011年5月に77歳で亡くなっています」(芸能関係者)
長門さんの実弟で同じく俳優の津川雅彦さんも同じ道をたどっている。
「津川さんの4歳年上の“姉さん女房”であった朝丘雪路さんが2018年4月に82歳で亡くなります。晩年はアルツハイマー型の認知症を患っており、津川さんが自宅で介護を続けていたといわれています。朝丘さんの死後、津川さんが会見に臨みますが、肺炎を患っており、酸素吸入器のチューブをつけた姿でした。これが生前、公の場に出た最後の姿となり、同年8月に夫人の後を追うように78歳で亡くなっています」(前出・同)
それぞれの夫婦愛が感じられるエピソードといえるだろう。内田さんの訃報を受け、ネット上では「天国では樹木さんと一緒に過ごしてほしい」「平成の最後は本当にいろんな人が亡くなるな」といった声が聞かれた。内田裕也さんのご冥福をお祈りしたい。