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【ドラマの見どころ!】まるで時代劇。世直しヒロイン大活躍の『黄金の豚 - 会計検査庁 特別調査課』

 今日の【ドラマの見どころ!】は篠原涼子主演『黄金の豚 - 会計検査庁 特別調査課』(日本テレビ系)。もう一人のリョウコちゃんがテレ朝でやってるドラマも偶然税金絡みのお話だけど、これも時代。どこもかしこも不景気のニッポンにおいて、結局甘い汁を吸ってられるのは「公金使える人だけ!?」、世間のニーズに答えた結果かぶっちゃったのね。こっちも結構切り込んでリアルに作ってはあるけど、秘密があるヒロインが世直しするって設定はもしかして?

 少女時代の貧しさから犯罪に手を染め詐欺罪で実刑を受け仮釈放中の堤芯子(篠原涼子)。働き口が見つからずにいるところを会計検査庁(会計検査院をモデルにしたドラマ上の架空の機関)の大物・久留米勲(宇津井健)にスカウトされ特別採用枠で入庁することに。芯子は持ち前の負けん気と詐欺師としての経験を生かし、彼女の正体を知らない頭の硬い他の調査官たちと、税金をムダにする公務員に喰らいついていく。

 「税金を喰いものにする悪党どもへ。『カネ返せ』」ってきめゼリフ、マジメに仕事している公務員が見たら涙目なっちゃいそうだけど、多かれ少なかれ公務員の先端にいる人たちは退職後も企業に天下ったり、実際は機能しない法人つくったりして一生優遇されている。だからせっかく芯子たちが追い詰めようとしても優遇を阻止されたくない上から圧力がかかり、検査がストップする事も。大病院でレジデンス(研修医)たちが苦しめられている事を暴こうと必死なエリートの工藤優(岡田将生)に対して上司の明珍郁(生瀬勝久)が「あなたもいずれそうなるのだから…」と検査をやめるよう促すシーンに、ものすごい説得力が…。

 警察、病院、老人ホーム。一部の人たちの利益のためにわりとテキトーに使われている税金。そこへ貧乏根性の染み付いたヒロインが張りつき、悪事を暴いて「黄金の豚」=国民の貯金箱へお金を戻していく。実際、ドラマに取上げられた様な不正なんてほんの氷山の一角で、いろんな人が足をひっぱって、なかなか税金は回収されないのが現実なんじゃないかしら。それにしても正体を隠した主人公が、ファンタジックに不正を暴いて世直しするってちょっと出来すぎた設定、「遠山の金さん」とか「水戸黄門」、「暴れん坊将軍」みたい。まるで時代劇の世界ね。(チャッピー)

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