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ダルビッシュの大幅昇給は入札金釣り上げの策略?

 北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有が、「3億3000万円プラス出来高」で契約更改を終えた(12月9日)。23歳での『3億円到達』は史上初。防御率トップで15勝を挙げ、かつ日本シリーズでは右手人さし指を負傷していながらも先発し、勝利投手に。その活躍ぶりは圧巻だったが、球団の大盤振る舞いには“ウラ”がありそうだ。

 「アメリカの野球ファンの間では、すでに有名人ですよ」(米特派員)
 第2回WBCでの好投によるところもあるが、米スポーツ専門チャンネル・ESPNで『ダルビッシュ特集』の特番もオンエアされていた。元日本ハム監督だったロイヤルズの指揮官、トレイ・ヒルマン氏もインタビューに応じており、「いかにダルビッシュが凄い投手か」を伝えていた。

 「ダルビッシュは『ネクスト松坂』とも紹介されました。松坂の次にメジャー挑戦する日本人投手という意味です」(前出・同)
 メジャーがダルビッシュに“強い関心”を示していることは、改めて説明するまでもないだろう。しかし、同特番ではこうも伝えていた。「ポスティングで彼を落札するには、7500万ドルは必要だろう」と−−。日本円にして、約78億円だ。松坂の落札金が約52億円だったことを考えると、それ以上に評価されているわけだ。

 「ダルビッシュは『メジャーに興味がない』と繰り返し語っています」
 その言葉に、ウソはないだろう。

 とはいえ、ダルビッシュの実弟は野茂英雄氏の代理人で有名だった団野村氏のオフィスに勤務している。また、ボーイズリーグ時代(中学硬式野球組織)、ダルビッシュは「将来の夢はワールドシリーズの決勝マウンドで投げること」と語っており、それを聞かされたアマチュア野球取材者は1人や2人ではない。

 平成20年2月5日、春季キャンプにメジャースカウトが『ダルビッシュ詣で』にやってきたときのことだ。山田正雄GMは「制度に則った移籍は認める方針です。選手を縛りつけるようなことはしない。ウチはむしろ、メジャーに求められて活躍できるような選手を育てたいという方針でやっていますから」とまで言い切った。
 3億3000万円の契約更改は、近年中にゲットできる入札金を釣り上げるための策略かもしれない。

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