怪しい。セメンヤに疑心を抱いていていなければ、コーチが検査を強行するはずがない。世界陸上後、世界陸連は検査を実施したと語っていたが、結果が公表されていないのも不自然だ。
やはり彼女は男性なのか? 本紙は真相を探るべく、新宿二丁目に出向き、異端文化に精通するママに話を聞いてみた。
「私の直感としては、限りなくクロに近いわ。骨格、筋肉のつき方は、明らかに男性的」信じるか信じないかはあなた次第だが、科学的な検査よりも、その道のプロの新宿二丁目の眼力の方が、信頼がおけるかもしれない。さらに、ママは言葉を続ける。
「もし本当に女性なら、共感しちゃうわ。私たちはより女性に近づこうと、日々努力をしているけど、その逆パターンで、女性が男性顔負けの体を作り上げるんだから、かいがいしい努力があったはず」。好奇の目で見られがちのセメンヤだが、新宿二丁目は彼女(?)の味方のようだ。