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石原知事が誤読・暴言癖の麻生首相を擁護

 東京都の石原慎太郎知事(76)は28日の定例会見で、漢字の誤読や言い間違え、暴言癖で株急落中の麻生太郎首相(68)を「キャラが強くていい」などと擁護した。舌禍騒動では、ババア発言など枚挙にいとまがない“先輩格”だけに、採点は甘かった。

 前日27日、麻生首相と面談。久しぶりに話をしたという。「彼は彼なりのキャラクターで話をしている。でも言葉が足りないところもあるような気がするし…。やっぱりあの人のキャラクター、とっても強くていいなと思った。前の総理大臣(福田前首相)のように気の抜けた炭酸みたいじゃ困る。それに比べたらはるかに存在感があっていいよ」とキャラを重視。多少のことには目をつぶる姿勢をみせた。
 その上で「ただ、やっぱり言葉が粗雑なところがあるんだろうさ」と指摘。麻生首相は20日の全国知事会議で「自分が病院を経営しているから言うわけじゃないが、はっきり言って(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、カンカンに怒った医師会の抗議を受けて後日発言を撤回している。
 知事は「まあ一種の“専門バカ”ってことを言いたかったんだろうね。そりゃ社会常識の欠落とはちょっと違う。お医者さんも忙しすぎて世間話をするヒマもないだろうから。そういうことの斟酌(しんしゃく)がちょっと足りなかったのかもしれないけど、でも、いいじゃないですか、やっぱり、うん」とよく分からない理屈でかばった。
 作家でもある知事は難解な言葉遣いはしても、「踏襲=ふしゅう」レベルのイージーな誤読はない。最後は「言いたいことを言ったらいい。彼の表現があるんだから」と総括しつつ、「まあ、漢字は正確に発音したほうがいいよな、そら」とチクリとやった。

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