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関屋記念 GI4着馬が完全復活 アポロノサトリが待望の重賞制覇へ意欲

 今週の新潟メーンは前半戦のハイライト「第42回関屋記念」(GIII 芝1600m 8月4日)。真夏のマイル決戦に東西から好メンバーが顔をそろえ、熱戦が期待される。注目はテレビユー福島賞を圧勝し、波に乗るアポロノサトリ。3歳時にはNHKマイルC4着の実績がある素質馬が本格化著しいだけに、重賞初Vのチャンスは十分だ。
 昨年のNHKマイルC4着馬アポロノサトリが、再びG戦線に戻ってくる。
 春の京王杯SC(7着)後は短期放牧に出され、心身ともにリフレッシュ。復帰戦になったテレビユー福島賞(1600万)では直線先頭の横綱相撲で快勝、モノが違うところを見せつけた。
 「減っていた馬体が戻っていたのは何よりだね。本質的に1200mの馬ではないが、降級戦だから勝って当たり前。どんな競馬をするか、内容を重視していたんだが、課題だったスタートをクリアしたし、最後も力でねじ伏せてくれた。強い内容だったと思う」と堀井師。「これなら、胸を張って重賞に挑戦できるよ」と確かな手応えを感じた様子だ。
 休み明けをひと叩きされた上積みは十分。25日に行われた1週前の追い切りではWコースで一杯に追われて5F63秒4、上がり3F35秒1→11秒9と抜群の伸びを披露。文句なしの仕上がりを印象づけている。
 「うん、いい感じだったね。具合は確実に上がっている」と師。距離延長、コースがわりについても「現時点では1400mがベストだと思うが、マイルも守備範囲。終いのいい馬だから、短くなるより、延びる方が競馬はしやすい。谷川岳S(7着)はスタートで後手を踏んだのがすべて。最後は伸びていた(上がり3F34秒7)からね。直線の長い外回りは合っている」と克服に自信を見せた。
 「短いところの大きいレースもあるが、これからはマイルを中心にいきたいと思っているんだ。まだひ弱いところが残っているが、それだけ成長の余地があるということ。3歳時にはGIの舞台も経験しているから、このメンバーでも何ら気後れはない。夏の上がり馬になりたいね」と締めた師。ここをきっちり勝って、秋のマイル路線に名乗りをあげる腹づもりだ。

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