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釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 宮城県・仙台港産マイワシ

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提供:週刊実話

 気がつけば7月も半ばをすぎ、お子様がいらっしゃるご家庭では、夏休みの予定が話題に上ることと思います。子どもや奥方から「パパァ、どこか連れて行ってよぉ〜」となることは必定でして、毎年のように頭を悩ませるお父様方も多いのでは。

 そんな悩み多き子育て世代にオススメするのが、サビキ釣りです。寄せエサを撒いて魚を集め、そこに“バケ”と呼ばれる擬似バリをたくさん結んだ仕掛けを下ろして、イワシや小アジ、小サバといった小型回遊魚を狙う釣り方です。

 安全な港や堤防で楽しめるうえに、魚を寄せてしまえば初心者でも数釣りが期待できるのがこの釣りの魅力。水温が高い夏〜晩秋ならば、様々な小魚が食いついてくることもあり、子どもや初心者でも飽きずに楽しめます。

 ということで、今回訪れましたのは宮城県仙台市にある『スリーエム仙台港パーク』。野球場やテニスコート、広い芝生広場などがある園内には海辺の護岸が解放されており、安全柵付きで子どもでも楽しめるとあって休日には大いに賑わう人気ポイントであります。

 梅雨の晴れ間の週末、親戚の男の子を連れて早朝6時半すぎに到着すると、駐車場の入口には早くも長蛇の列! 皆さん、早起きが苦にならないんですね。羨ましい…。

 7時の開門とともに駐車場に入り、荷物を下ろして釣り場に向かいます。芝生広場を抜けて海に面した護岸へと向かいますが、200メートルほどの護岸にはすでに釣り人がビッシリと等間隔で並んでおりました。マジですか…。

 普段、街中のドブや辺鄙な漁港といった場所で竿を出すことが多いワタクシにとって、広大な釣り場がこれほどまでに混み合っている光景は、まさに「驚愕の極み」。釣りって、意外に人気があるものなんですねぇ…。

★寄せに徹して本命が連発!

 周囲の釣り人とトラブルにならぬよう、やや広めに空いているスペースを探して荷物を置き、とりあえずひと安心。釣りはおろか、まだ準備も始めていないのに、少々疲れました…。

 花火大会の場所取りとか、人気のテーマパークに遊びに行くのと同じような疲労感を釣りで味わうとは…。世のお父様方、尊敬致します。

 準備を終えて、ようやく釣りを開始するころにはさらに混雑度が増し、両隣との距離は1メートルほど。もちろん、この状況では仕掛けを遠くに飛ばしたり竿を振り回す釣り方はできません。でも、サビキ釣りなら問題ナシ!

 基本的に竿下を狙う釣りですし、混雑しているほうが寄せエサの量も密度も増すことになりますから、魚の群れを呼び込んでその場に止めやすくなります。釣り場全体での共同作業と言えば、分かりやすいでしょうか。

 とりあえず、開始からしばらくはエサ撒きに徹しておりましたが、しばらくするとちょっと離れた釣り人から歓声が上がり、やがて両隣の釣り人にもイワシらしき小魚が掛かりました。群れが回って来たようです。

 あらためて仕掛けに付けた網袋に寄せエサのアミエビを詰め直し、仕掛けを下ろします。ほどなくして竿先が絞り込まれて私にも待望のマイワシがヒット。いるね〜いるね〜♪。

 寄せエサが効いてきたのか、群れの活性は高く、水面近くで競うようにエサを食っています。こうなればもらったも同然。1時間ほど入れ食い状態を楽しみ、夕食分には十分な釣果を確保して納竿しました。

 いや〜、ササッと晩のおかずが確保できるこういう環境というのは、実にありがたいことですな。

★揚げて絶品!も刺身に未練…

 短時間での好釣果に、気をよくして帰路に就いたワタクシでしたが、今回は初歩的なミスを犯しておりました。

 それは氷の量。イワシや小サバなどの小型回遊魚は、ことさらに鮮度落ちが早く、釣ったそばからキンキンに冷やした海水氷に浸けるくらいの処置をしないと、生食には適しません。軽い気持ちで出かけたこともあり、持参した氷はごくわずか。

 案の定、釣れたマイワシを帰宅後に捌いたところ、すでに腹が緩く(鮮度が落ちた証拠)なっていました。嗚呼、やっちまった…。

 今回釣れたマイワシは15センチほどのいわゆる“中羽”サイズ。刺身だと実に旨い大きさなのですが、今回は泣く泣くフライにして晩酌のお供にいたしました。

 揚げたてをガブリといくと、口腔内いっぱいに香ばしさと青魚らしい風味がほどよく広がります。コレは旨い! 何よりビールのツマミとしては抜群の相性です。結構な数を釣ったにもかかわらず、アッという間に完食に至りました。でも、刺身も食べたかったな…。

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三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。

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