さんまはオープニングトークでサンドウィッチマンを見るなり、「あのアンケートおかしいな、オレ2位…。ちょっとカチンとくる感じ」とつぶやき、今年行われた「日経エンタテインメント!」の「好きな芸人ランキング」で、過去14回守っていた首位の座をサンドウィッチマンに奪われたことにさっそく言及。
その時はサンドウィッチマン・伊達みきおが「おかしいですよ」と気遣ったが、その後、「2位だからってイライラしないでください」と語気を強め笑いを誘うと、さんまも「1位だからって上から言うな」と負けじとツッコミを入れ、芸人魂を見せつけた。しかし最後は、「絶対に返り咲くぞ」と意気込みを語り、「皆さん宜しくお願いします」と上手に畳みかけた。
このやりとりを見た視聴者からは「さんまさんの優しさがすごく伝わってきた」「さんまさんて気配りがあって優しい人だ」との声が。プライドもあるはずなのに、笑いも起こし、なおかつ後輩にも気を遣わせない心遣いに感激した人が多かったようだ。
テレビでのさんまは、人をいじることも多々あるが、後輩から慕われているのは、14日にテレビ東京の出川哲朗の番組に出ることでも明らかだ。さんまは確執のあったテレ東に34年ぶりに出演を果たすのだが、その理由を「(出川が)いつも私の番組で頑張ってくれているから」と語り、出川の顔を立てたのだ。その後、出川にお礼のメールまでしたそうで、出川もさんまの懐の深さに驚いていた。
「さんまさんは、後輩のギャラが下がることを懸念して自身のギャラを下げないなど、後輩想いな面が多いですが、スタッフへの気遣いもすごいです。自分が売れなかった時代に良くしてくれたスタッフがディレクターになった際は、その番組が『絶対人気が出ないだろうな』と思っても、義理を通して出演を快諾すると言っていました。『倒れるなら一緒に倒れよう』との心意気だそうです」(芸能関係者)
サンドウィッチマンが1位になったことを、さんまも心の底では嬉しく思っているはずだ。