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新日本5・3福岡は豪華6大タイトルマッチに! 永田、ライガーと泣けるか!? 大会展望

 今年も「レスリングどんたく」の季節がやって来る! 新日本プロレスは5月3日に毎年恒例のビッグマッチ「レスリングどんたく2016」を福岡国際センターで開催する。4・29グランメッセ熊本大会が中止になったことで、タイトルマッチが当大会に振り分けられたことに加えて、NEVER無差別級6人タッグ選手権の開催も急遽決定。全10試合中、豪華6大タイトルマッチにスペシャルマッチが2試合とまさに東京ドーム大会級のラインナップとなった。今回は5・3福岡大会の全対戦カードの見どころを掲載する。

1.キャプテン・ニュージャパン&ジュース・ロビンソン vs バッドラック・ファレ&高橋裕二郎

 ヨシタツにハンタークラブ入りを直訴したが保留されているキャプテン。ここはバレットクラブ相手に結果を出したいところ。バレットクラブは最近大人しい裕二郎の奮起に期待したい。

2.タイガーマスク&田口隆祐&ジェイ・ホワイト&デビット・フィンレー vs 桜庭和志&YOSHI-HASHI&ウィル・オスプレイ&外道

 注目は福岡初登場のオスプレイ。8人タッグなので何処まで予測不能な難易度が高い空中殺法が飛び出すかわからないが、まだ荒削りながらも今後新日ジュニアの中心に間違いなく入って行く選手なので、その一挙手一投足に注目してもらいたい。

3.IWGPジュニアタッグ選手権試合
<王者組>ロッキー・ロメロ&バレッタ vs リコシェ&マット・サイダル<挑戦者組>

 4・10両国大会のリターンマッチ。外国人によるIWGPジュニアタッグ戦は本当にハズレがない。この絡みが新日本マットで見られるのは本当に幸せなことである。両国でも熱を生んだこのカードが福岡でも爆発するのは間違いなく、勝敗に関しては当日運が良かったチームが最後にベルトを巻いているのではないだろうか。それだけ両チームの実力は拮抗している。最初から最後まで目が離せない。

4.NEVER無差別級6人タッグ選手権試合
<王者組>棚橋弘至&マイケル・エルガン&ヨシタツ vs ケニー・オメガ&マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン<挑戦者組>

 この試合も4・10両国大会のリターンマッチだが、4・27博多スターレーン大会でファレとの激戦を制した棚橋が、ケニーが保持するIWGPインターコンチネンタル王座への挑戦表明(ケニーは拒否)したことにより、棚橋がケニーを振り向かせることができるのか注目される。また敗れはしたものの、ケニーと大熱戦を演じたエルガン、ハンタークラブ設立に向けて動いているヨシタツと話題を欠かさない王者組に、チームワークに自信がある挑戦者組がどう崩して行くのか。様々なテーマが入り混じったタイトルマッチになりそうだ。

5.IWGPタッグ選手権試合
<王者組>タマ・トンガ&タンガ・ロア vs 真壁刀義&本間朋晃<挑戦者組>

 ジュニアタッグと同じく4・10両国大会で王座を明け渡した真壁&本間のGBHが、トンガ兄弟を相手にリターンマッチを行う。ここ数年、IWGPタッグ戦線はなかなか日本人タッグチームが確固たるチャンピオンになれていないだけに、GBHにかかる期待は大きい。またGBHが勝利を収めると会場内が笑顔に包まれることを見ても、ファンから愛されていることがわかる。一発でリベンジして九州に笑顔を与えて欲しい。

6.NEVER無差別級選手権試合
<王者>柴田勝頼 vs 永田裕志<挑戦者>

 小島聡、天山広吉と第三世代を相手に防衛を続けている柴田。天山戦ではダメージから試合後にコメントブースで座り込む姿が見られた。次なる挑戦者は、4・10両国で半ば逆指名される形で永田が登場。柴田は先日の後楽園大会で行われたタッグ戦で中西学も破っており、永田が第三世代最後の砦になる。「もう一度這い上がる」と誓った第三世代にとって永田の挑戦は背水の陣と言ってもいい。リスクを背負う闘いという意味では今大会最も注目のカードだ。

7.IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<王者>KUSHIDA vs 獣神サンダーライガー<挑戦者>

 4・10両国でライガーが挑戦表明する形で実現。ライガーは約6年振りのIWGPジュニア挑戦。もし戴冠するとなると2000年7月以来、16年振り12回目の快挙となる。しかしこの後スーパージュニア、スーパーJカップが控えているKUSHIDAは時代を戻すわけにはいかない。

8.スペシャルマッチ
後藤洋央紀 vs EVIL

 昨年11月のEVIL凱旋マッチ以来の対戦。あの時は内藤の介入もあり不透明決着に終わっている。一連の石井戦で覚醒したEVILにとって後藤とのシングルはさらなるステージアップするチャンス。一方の後藤もCHAOSに入り“変化”を誓っているだけに負けられない。二人の肉弾戦は見応えがありそう。

9.スペシャルマッチ
オカダ・カズチカ vs SANADA

 SANADAはオカダにとってようやく現れた同世代の日本人ヘビー級選手。前哨戦では連日SANADAのSkull EndでオカダをはじめCHAOS勢が絞め落とされて来たが、シングルでは真田聖也時代に使用していた技もいくつか解禁されるはず。ただオカダもSANADAにはまだ手の内を見せていないので、このカードに対する期待値は高い。

10.IWGPヘビー級選手権試合
<王者>内藤哲也 vs 石井智宏<挑戦者>

 内藤の「消化試合」発言に怒り心頭の石井だが、この時点で内藤が主導権を握っている感は否めない。石井が王座を奪取すれば史上最小のIWGP王者が誕生するが、L・I・Jの試合をファンは介入も含めて概ね支持しており、4・10両国のオカダ以上に石井は闘い難いかもしれない。それだけ内藤と石井の立場はこの2か月で逆転してしまった。勝っても負けても試合後の内藤の言動に注目が集まる。

 以上、全10カード。今大会の結果は新日本プロレス今年前半戦の大一番、6・19大阪城ホール大会に繋がっていくので、どのカードも結果が重視される大会になるだろう。その中でもベテランの永田とライガーの挑戦は二人がIWGPのヘビー、ジュニアヘビーの王者時代を知るものにとっては感慨深いのではないだろうか。どちらかが戴冠して泣きたいファンも多いはず。はたして福岡で泣けるドラマは起こるのか?

(増田晋侍)
<新日Times VOL.16>

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