アラフィフとなった現在も清潔感のある美貌は衰えておらず、一時、激ヤセしたときは顔もヤセて相を落としたが、『SUITS』のTV画面で観るとだいぶ取り戻してきているようだ。
女相の顔ヤセは運を下げるため、やみくもなダイエットは禁物。相学的には、さらにもう少し太るくらいがベターで、好相にもなる。女優なのでそうもいかないだろうが…。
彼女は鼻筋が尖ってキツく、眉も尻上がりの直線的な眉で、プライド高く、闘志満々の意地っ張り。その鼻筋には正中線上にホクロまであって、これは中年以降に(夫婦関係や家庭内で)つまずく相なので、自重も必要だろう。
若い頃から性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼のサヤエンドウ形の部分)の張りはおとなしめで、性欲にまかせてガツガツと求めるタイプではない。受動愛の下唇が能動愛の上唇に比べてかなり厚いところも、求められて悦びを得られる傾向の現れだ。
エロスに対するポテンシャルは高くないものの、長い鼻下は性感帯が全身に広く分散していることを示しており、出っ張った耳廓(耳の内側の波打った部分)は絶頂時の膣肉の収縮の激しい相で、男性側が感じる官能度は低くない。
垂珠(耳たぶ)が小さく、上方向に尖った肉薄の耳は、いわば「女性版の早漏」相で、性感が敏感すぎて交わりはあっけなく終わりがち。
金甲(小鼻)に張りがなく、口相にさほど勢いがなく、回数をこなすセックスでもない。【淫乱度】【絶倫度】はともに「2」と低めだ。
彼女はふとしたときに下三白眼(黒目の左右と下部分で白目が露出する)になることがあって、これは男性の目にはエロチックに映るモテ相の一つ。
気になるのは、その(右目の)白目にホクロ様の黒点があること。これは情に溺れやすい相で、色情の過ちとも縁が深い。
彼女は鼻相と眉相が強く、口元に締まりもあって、抑制の利いた顔相なのだが、このような、出現率のかなり低い、正反対の意味のホクロを持っているというのは、その相の凶意を強めるところがあって、警戒を要する。【尻軽度】は「4」寄りの「3」と観た。
先天的名器度の指標となる耳穴の下の溝が良形ながら広め。一方、後天的名器度が現れる、口元の肉付きが若い頃よりやや落ちたものの、締まりはよく、トータルで観て【名器度】は「3」。
おとなしい臥蚕とすっきりめの口元があげまん要素ながら、上がり眉と乏しい金甲が大きくマイナスで、【あげまん度】は「2」となった。
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【劉飛昶プロフィール】
劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。