ザ・フーの名盤『トミー』を、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで演奏する予定のロジャー、現在66歳で音楽活動に残された時間は残り数年だと考え、引退後は現在の趣味に没頭したいという。
「こういう音楽をスルのもあと2、3年だろうし、十分に楽しみたいね。だって才能を与えてもらったんだから、使わなくっちゃ。使うか、なくなるかだよ。だからアルバート・ホールで『トミー』を演奏するつもりなんだ」「その後は絵画を始めるよ。暇な時に、下手な絵を描いているけど、真剣に始めれば絵自体もマジなものになるってことは分かっているし、それ以外のことに費やす時間はなくなるだろうさ」
ロジャーの出演する公演は、ロジャー本人が主催している毎年開催の『ティーンエイジ・キャンサー・トラスト』というチャリティー公演で、幾夜にわたって様々なラインナップで繰り広げられる。
今年度のヘッドラインの1組には、リアム・ギャラガー率いるビーディー・アイが決定していて、ロジャーはリアムとは気が合うとアブソルート・ラジオのDJデイブ・ゴーマンに語っている。
「リアム・ギャラガー、僕は大好きだよ。みんな『リアムってちょっと気難しい人じゃないの』って聞いてくるけど、僕自身はリアムのことを本当に可愛いやつだと思っているんだ」「リアムは本当に才能あるヤツだし、とっても面白い男だよ。とっても気が利くしね。それにみんなが思っているよりも頭がいいよ。ああ、僕は好きだね…リアムは本物のロックスターだよ。100%本物の価値がある人間さ」