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チューリップ賞(JpnIII、阪神芝1600メートル、7日)追い切り速報 ブエナビスタ 切れ味満点

 史上最強牝馬への旅が始まる。異次元の強さで阪神JFを制したブエナビスタがいよいよ登場する桜花賞TR(3着までに優先出走権)「第16回チューリップ賞」(JpnIII、阪神芝1600メートル、7日)。中間は余裕たっぷりの調整過程。上積みはいらない、普通でいいという方針のもと、じっくり乗り込まれてきた。桜花賞へどんなレースを見せるか。焦点はその勝ち方だ。

 松田博調教師が繰り返してきた言葉。そこに絶大な自信と信頼がにじみ出ている。
 「この馬はもう良くなる必要がない。悪くなりさえしなければいいんだ。普通でいい」
 かつて名手・岡部騎手が無敗の3冠馬、皇帝シンボリルドルフに対して使った賛辞にも似ている。それほどの可能性がブエナビスタにはある。
 あきれ返るほどの強さだった。前走の阪神JFは後方から大外を回って、軽く仕掛けられただけで勝ってしまった。仮にもGIだ。ライバルがしゃかりきになってレースを進めているのを、悠然と眺めながら勝ってしまうなんて。嫌味なぐらいの大人びた走りと決め手だった。

 中間は栗東でじっくり乗り込まれてきた。本当に能力のある馬は馬場の良しあしを問わない。極悪馬場だった1週前追い切りも3頭併せで力強く動いた。かつてベガ、アドマイヤキッスなど名牝を数多く仕上げてきた山口厩務員もかなりの手応えを感じている。
 「TRだから目いっぱいには仕上げていないけど、まあ、それでもね。飛んだり、跳ねたり、エネルギーが余っているし、デビュー当初のようなカイバ食いの心配もないから」とうなずいた。
 そして師は、余裕たっぷりにつぶやいた。「GIを狙っている馬やからな」。どんな勝ち方をするか。それしかない。

 【最終追いVTR】DWコースで併せ馬で追われ、6F85秒2、上がり3F41秒4→12秒2をマークした。キタサンアミーゴ(弥生賞出走)を1秒以上先に行かせてスタート。重馬場を気にすることなく、軽い脚取りで徐々に差を詰めていく。4角手前で早くも並ぶと、内からスッと交わし、一杯の相手に1/2馬身先着。終始、楽な手応えのままケタ違いの瞬発力を披露した。

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