多くの芸人たちが、たけしに憧れた。たけしに弟子入りした芸人も数多いが、そんなビートたけしの“初孫弟子”ともいえる芸人のことを、皆さんはご存知だろうか?
ビートたけしの一番弟子といえば、今では宮崎県知事として活躍しているそのまんま東であるが、東の一番弟子であり、初めてたけしの“弟子の弟子”となった芸人こそ「早川伸吾」なのである。
今回、私はそんなビートたけしの初孫弟子芸人である早川伸吾氏にインタビューを試みた。
−−そのまんま東さんに弟子入りしようと思ったキッカケは?
早川 23歳の時なんですけど、当時はトラック運転手をしていました。今後の人生をどう生きていくか悩んでいた時に、運送ルートの途中に見える琵琶湖にトラックを止めて、一日中ぼ〜っと琵琶湖を見ていたら、運転手をクビになっちゃって(笑)。そのトラックの中で、そのまんま東さんのラジオをよく聴いていたことから「会いに行こう」と決意し、テレビ局で待ち伏せして、弟子入りを直談判しました。
−−そのまんま東さんの反応はどうだったんですか?
早川 東さんは、「弟子入りについては師匠であるたけしさんに聞かないと分からないから、一緒に聞きに行こう」と言われたんです。そして、ビートたけしさんのお宅へ伺い、たけしさんに許可をいただくことが出来て、東さんへの弟子入りが認められました。
−−ビートたけしさんについて、印象に残っているエピソードなどはありますか?
早川 以前、ビートたけしさんに靴を買っていただいたことがありました。新品の靴には、つま先に紙のような物が入っていると思いますが、たけしさんに買っていただいた靴の中に入っている紙を出したら、それが現金5万円だったんです。とても感動しました。 で、両方で10万円だと思い、もう片方の靴の紙を出してみたら、こちらはただの紙でした(笑)。
−−たけしさんも、自分の弟子に初めて出来た“弟子の弟子”である、“初孫芸人”の早川さんのことを可愛がっていたことが非常に窺える、良い話ですね。
さて、まだまだ、たけしさんの初孫芸人である早川さんからは、面白い話がたくさん聞けそうなので、いろいろ質問させていただこうと思います!
(次回は、師匠であるそのまんま東さんの話や、早川さんご自身の活動などを中心に、お話を聞かせていただく予定)
〜2へ続く〜
【早川伸吾公式サイト】
http://www.geocities.jp/shingo_owaraijp/
(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou