手島容疑者は「数年前から数件やった」と供述している。京都府南部では、同様の強制わいせつ事件などが数件起きており、関連を調べている。
逮捕容疑は、10年6月上旬頃、同府南部の小学6年の女児(当時11)宅に、「トイレを貸して」と言って侵入し、足で蹴るなどの暴行を加えてケガを負わせた上、体をなめるなどのわいせつな行為をしたとしている。女児は転倒した際に頭を打ち、軽傷を負った。
府警によると、10年から今年5月にかけ、同府南部で同様の手口で、一人で留守番をしている女児宅に上がり込む強制わいせつ事件などが、その他にも数件発生していた。男は白色ミニバイクに乗り、右ほほに絆創膏を貼っていたのが特徴で、犯行が水曜日に集中していたため、府警は同一犯とみて捜査していた。
今月5日、現場近くで警戒していた捜査員が、特徴がよく似た手島容疑者を発見し職務質問。拾った他人のナンバープレートを使用していたとして、占有離脱物横領容疑で逮捕していた。逮捕時、バイクのヘルメット入れから絆創膏が見つかったという。同容疑については、処分保留で釈放されている。
それにしても、留守番をしている女児を狙い打ちするとは卑劣極まりない行為。ましてや、女児の親切心につけ込むとは許されることではない。
(蔵元英二)