小保方さんは『小保方晴子日記』(中央公論新社)を出版したほか、『婦人公論』(同)では作家で尼僧の瀬戸内寂聴氏と対談をするなど、露出を増やしている。次に期待されるのはテレビ番組への出演だろう。
「小保方さんは、当初はかっぽう着姿の『リケジョ』として注目されました。また、騒動の渦中に出た実験ノートでは、『不思議ちゃん』の要素などが注目されるなど、なにかとテレビ番組の話題にしやすいトピックがあふれているのは確かでしょう。さらに、頭の良さを活かしたクイズ番組企画などへの需要もありますね。本人もマスメディアへの露出を限定的にせよ解禁しているようですから、まずはSTAP細胞騒動の真相を語ってもらおうと、どこかの番組がオファーをかけていたとしてもおかしくありません」(放送作家)
ただ、小保方さんのテレビ出演に関しては、あの事件がハードルを上げてしまうのは確かであろう。
「一連の騒動では、小保方さんの上司にあたる理化学研究所の笹井芳樹氏が自殺しています。この事実をなかったことにはできませんから、需要があったとしても小保方さんがバラエティ番組へ出演するといった可能性は低いでしょうね。上西小百合元衆議院議員や、イクメン不倫の宮崎謙介、金子恵美元衆議院議員夫妻のように、キワモノタレントしてテレビに登場するのは難しいといえるかもしれません」(前出・同)
小保方さんの研究者としての道はすでに閉ざされてしまっている。逃げ続けてもメディアはどこまでも追いかけてくる。ならばいっそのこと自ら露出を増やすのも一つの方策といえるかもしれない。