前田新団体は衝撃の内容だった。
K-1とHERO'Sを主催するFEGと旧PRIDEスタッフによるDREAM旗揚げに伴うHERO'S消滅のあおりを受け、一方的にお役御免となった前田スーパーバイザー。その発言に注目されていた。
しかし、ふたを開けてみれば、想像以上の驚きが待っていた。まずは今後もFEGとは協力関係を維持しながら、アマチュア専門の新イベント「THE OUTSIDER HERE COMES TROUBLE」をプロデュースすることを発表。その上で「いまの総合はプロよりアマチュアが重要。アマチュアで誰が一番強いのかを決する現代版の天下一武道会をやることにしました」と説明した。
その中身は過激だった。前田プロデューサーによれば「まあ、言ったらアマチュアがHERO'Sルールの下、街のケンカみたいな試合を繰り広げるリング」。参加するのは「暴走族、チーマー、ギャングのリーダーとか。すでに在日の黒人ギャングも出たいって言ってきてる」という。
ある意味DREAMや戦極を絶するリングになりそうな気配がプンプン。その一方で“とっぽい”素人が集まれば、いさかいが起きる不安はぬぐえない。それこそリング外でサブタイトル通り「HERE COMES TROUBLE」なんてことになりかねないが、前田プロデューサーは「警備もしっかりやるから大丈夫。当日は入場口に金属探知機とかでチェックしようとも考えているんで」とピシャリ。また、同イベントで活躍した選手はDREAMに送り込む予定だという。
“DREAM”に満ち溢れた新イベント「THE OUTSIDER」。どんな大会になるのか未知数なだけに、MMAファンなら否が応でも注目せざるを得ないイベントとなりそうだ。
前田日明プロデューサーが「あしたのジョーを見つけたい。良い選手がいれば自分で育てます。丹下段平になりますよ」と息巻く新イベント「THE OUTSIDER HERE COMES TROUBLE」は出場エントリーを募集中。詳細はRINGSオフィシャルサイトhttp://www.rings.co.jp/を要チェックだ!